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こんにちは。

公務員と聞くと「安定している」「仕事が楽」といったイメージがありますよね。


でも本当に県庁の仕事は楽なんでしょうか?

想像しようとしても、市役所は行ったことはあっても、県庁に行く機会はほとんどないと思います。


実際に入ってから「こんなはずじゃなかった…」と後悔したくないですよね。


そこで今回は県庁の仕事が本当に楽なのか、実際に働いている視点で考えてみたいと思います。







県庁を一つの会社と捉えない方がいい?



まず大前提として知っていてほしいのが、県庁はひとくくりにして仕事内容を語れる規模ではないということです。

職員は数千人規模、分野は農業から先端産業、生活保護まで多岐にわたっています。


当然、仕事量も部署によって差が出ます。

「県庁は忙しい」「県庁は楽」と単純には語れません。



近いイメージとしては一つのグループ会社という感じかもしれません。

全体の方針やお金を管理する部門もあれば、現場でお客さんと接する人もいます。

不動産のデベロッパーに3年いたと思ったら、駐車場管理の子会社に異動、その後はマンション管理会社に異動…みたいな動きに近いと思います。



・忙しい部署と楽な部署のバランス
・配属の希望が叶うかどうか


そういった視点から、長い目で見て楽かどうかを考える必要があります。





本庁と出先事務所の違い


県庁は大きく分けると本庁出先機関があります。

県庁所在地にある大きな建物の本庁以外にもたくさんの事務所があります。



たとえば道路や川を整備、管理する土木系の事務所。

児童相談所なども大きな市でなければ県の職員が勤めている事務所です。



僕の県の職員のなかでは一般的には本庁の方が忙しいとされています。



理由の一つとして議会の対応業務があります。

国会のように県議会議員が質問をし、知事らが答えるのですが、質問の答えをつくっているのは本庁の職員です。

年4回ある定例会の最中は本庁は夜遅くまで明かりが灯っているはずです。



その他にも本庁の部署は予算や計画を考える仕事が多いです。

それと並行して県民や企業からの申請や相談の窓口業務も行う部署があります。

通常業務を行いながら0から1を考える業務もあり、残業も増えていきます。



ただし、出先機関でも保健所は忙しいことが多いです。

新型コロナウイルスのような不測の事態はもちろん、通常時も指定難病関係の業務など多忙な担当があります。



平均的には本庁の方が忙しい、ただし所々めっちゃ忙しい出先もあるという状態です。





県庁で特に忙しい部署


・財政課
・人事課


このあたりはどこでも忙しいと言われている部署です。

民間出身としては人事がなぜそんなに忙しいのかずっと疑問なのですが、公務員はいろんなものに縛られているからですかね…



財政課県全体の予算を組み立てる部署です。

たくさんの部門からの要求を審査して、議会の承認を得て成立させる作業を通年行っています。

大きな県なら担当者1人で数千億円規模の部門を抱えていたりと、頭と体力のある若手が集まるのが財政課です。

僕が見ているなかでは毎年1人は心身を壊していなくなっています…


年間残業時間が1,000時間を超えるような人もいます。


こういった課がある以上「県庁は楽」と一概に言えないのは分かっていただけると思います。




県庁のなかでも楽な部署



これは県によって違いますが、主に出先機関になると思います。


地域振興事務所とか、県民なんとかセンターのような何してるのか良くわからない事務所はだいたいヒマです(個人の見解)

過去の名残りで残っているけど仕事があまりない事務所が多いイメージですね(個人の見解)




僕の経験でいうと、土木系事務所の土地買収の担当は楽と言えば楽でした。

過去にガンガン公共事業をしていた時代は、膨大なお金を使ってどんどん道路を造っていましたが、今は違います。


ある程度街も出来上がり、県内でいくつかの大きなバイパス道路を造るくらい。

他は歩道の整備のための小さな買収がある程度です。

買う対象が少ないので、当然仕事も少なくなっています。



あとは手当の申請など県職員の福利厚生を管理している課や、会計を管理する課など、政策の判断がなく、業務量が変動しない課は総じて楽です。




辛い部署に配属されないには?


辛い部署があるとはいえ、そこに配属されなければこっちのもの。


県庁は仕事が出来る人を大変な部署に置く傾向があります。

逆に言えば、大変な部署は仕事が出来る人でないと回らないとも言えます。


そのため仕事をあまり頑張らないことで、次の部署は大変な部署になりづらいです。

公務員になるまじめな皆さんにはなかなか難しいかもしれませんね…



その他には家庭の事情を上司に話しておくことも有効です。

「子育てのために定時には帰らなければいけない」

「親の体調によりたまに休む必要がある」

など、事情がある場合はしっかりと伝えておけば、大変な部署へは行きづらいです。


業務に穴が開くことで仕事が回らなくなることは、人事サイドも避けたいはずです。





このように県庁は部署によって忙しさが大きく異なる職場で、子育てなど事情があれば忙しい部署へ行くことを避けることもできなくありません

一般的な公務員のイメージとは少し異なるかもしれません。

ぜひこのような視点も持ったうえで、県庁を目指してほしいと思います。